2009年3月12日木曜日

英、大手銀ロイズを実質国有化 不良資産に政府保証

【3月8日 AFP】英政府は7日、英大手銀ロイズ・バンキング・グループ(Lloyds Banking Group)の株式保有比率を43%から65%に引き上げ実質国有化すると発表した。資産保証制度の適用を認め、約2600億ポンド(約約36兆円)の不良資産について将来発生する損失の大半を保証する。

 産保証制度が適用されると、今後損失が発生した場合、250億ポンド(約3兆4000億円)まではロイズが処理するが、これを超えると損失の90%を政府が保証し、肩代わりする。

 ロイズは制度申請に約160億ポンド(約2兆2000億円)を政府に支払う。

 資産保証制度の適用を受けるのは、ロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(Royal Bank of ScotlandRBS)に続き2番目となる。これにより英銀行大手4行で独立を維持しているのはバークレイズ(Barclays)とHSBCのみとなる。(c)AFP/Robin Millard

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