2009年6月20日土曜日

【ベトナム・インドシナ】10年後にコメ輸出ゼロも、ベトナム

6月19日8時30分配信 NNA
 農業地方開発省の栽培局は、国内のコメ生産が10年後には国内市場向けで手一杯になり、輸出に回せなくなる可能性を示唆した。 ベトナムは現在、年間約400万~500万トンのコメを輸出。タイに次ぐ世界第2位だ。しかし国内需要の増加と稲作地の縮小で、2020年にはその地位を維持するのは難しいと指摘している。  国営ラジオVOVニュースサイトによると、国内最大の穀倉地帯メコンデルタの2007年の収穫量は約1,900万トン、作付面積は190万ヘクタールを超えていたが、20年には収穫量は2,100万トンとあまり伸びず、作付面積は180万ヘクタールに減少することが予想されるという。これに対し、20年までに同地域の人口は300万人、全国の人口は1,300万人それぞれ増加する見込み。  一方で、ベトナム産のコメの価格が、世界平均を約20%下回っており、他国産に比べて利幅がはるかに小さいという。  ホーチミン市農林短大のファン・フー・ヒエン教授は、収穫力向上のため、機械化をはじめとする農業近代化促進を提唱している。<ベトナム>

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