2009年7月8日水曜日

北朝鮮がイモから“米”を作ることに成功

国営朝鮮中央通信(KCNA)は29日、北朝鮮がこのほど、イモを使った“米”の製造に成功したと伝えた。味もよく栄養に富み、さまざまな食べ方ができるという。

同国では、イモに米を混ぜて食べる食べ方があるというが、今回開発したのは、米を混ぜず、イモだけを原料に米風にしたビタミンなど栄養豊富な食品。

水に溶けず、白く、ゆでると、炊いた米のようにおいしいという。粉にして、パン、ドーナツ、めんなどの料理にもなり、イモを直接加工して食べるよりもおいしく、見た感じもよいとしている。

また調理も米よりはやくでき、燃料の節約にもなると推奨。「ゆでた『ポテトライス』を試食した人は賞賛を惜しまなかった」と伝えている。イモ栽培地域である北部のムサン(茂山)で産業化が進められているという。

同国では、1990年代からたびたび食料危機が伝えられており、朝鮮労働党は「ジャガイモ革命」を提唱。白米の代わりの食料として推進しているが、それにしても、米を食べたいと思う人が多いということかもしれない。

0 件のコメント: