2008年11月21日金曜日

ぜんそく原因細胞 理研が発見

11月21日8時5分配信 フジサンケイ ビジネスアイ
 理化学研究所免疫制御研究グループの研究チームはアレルギー性ぜんそくなど気道過敏症を引き起こす細胞を突き止めた。ぜんそく治療薬の開発に向けて大きな前進が見込まれる。 アレルギー性ぜんそくは国内患者数が約300万人にのぼり、死者数も年間3000人に及ぶ。しかし、ハウスダストや花粉などアレルゲンなど外的刺激が要因とされてきたが、具体的な発症メカニズムは解明されていなかった。 研究チームは、気道過敏症に中心的な役割を果たす細胞が、受容体「IL-17RB」を発現するNKT細胞であることを発見した。マウス実験で、IL17RB陽性のNKT細胞を移入するとぜんそく症状が現れた。 今後、IL-17RBを発現したNKT細胞の機能を抑制する治療薬を開発することでアレルギー性ぜんそく克服が可能になる。

0 件のコメント: