2008年7月6日日曜日

インドが輸出統制を拡大 インフレ対策、国際価格に影響も

 【ニューデリー=小谷洋司】インド政府が輸出統制を拡大している。鉄鋼メーカーに鋼板の母材となる圧延コイルなどの輸出抑制を求め、トウモロコシの輸出は禁止した。麦、コメ、食用油などの輸出禁止に続く措置。国内での供給を増やすことで13年ぶりの年率11%超に達した国内のインフレを抑え込む狙いだが、国際価格に影響を与える可能性もある。

 鉄鋼省がメーカー首脳との会合で輸出抑制を要請した。同時に一部製品について最大10%の値下げで合意した。インドでは鉄鋼製品が5月までの1年間で約5割値上がりし、インフレに拍車をかけているとの“悪玉論”が台頭していた。(00:12)

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