【モスクワ=古川英治】ロシアのメドベージェフ大統領がトルクメニスタン、アゼルバイジャンなど旧ソ連圏カスピ海周辺の天然ガス生産国を訪問、囲い込み強化に動き出した。欧米が計画するカスピ海産ガスをロシアを迂回(うかい)して欧州に運ぶ輸送網構築を阻止する狙いだ。
メドベージェフ大統領は4日まで訪問したアゼルバイジャンでアリエフ大統領に対し、同国産ガスの高値買い取りを提案した。
ロシアに次ぐガス生産国であるトルクメンのベルドイムハメドフ大統領とも4日に会談、ロシアと結ぶガス輸送網の拡充を急ぐよう促した。5日にはカザフスタンも訪問する。 (23:46)
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