【北京=多部田俊輔】中国の国会にあたる全国人民代表大会常務委員会は29日、循環経済促進法を採択した。廃棄物のリサイクルよりも資源節約や廃棄物削減を優先する内容。鉄鋼や非鉄、化学などの効率的な工場運営に向け、企業や地方政府の管理を強化する。
2009年1月に施行する。地方政府が経済計画を策定する場合、資源の効率利用の数値目標や汚染物質の排出量の総量規制を設けることを義務づけた。企業が工場を新設する際、地方政府の要求に応じる必要がある。
企業責任も広げた。メーカーは従来の品質責任に加え、製品廃棄後の回収や処理にも責任を負う。ただ、細則が出ていないため、家電メーカーなどに実際どの程度の負担が生じるのか不透明だ。
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