2008年8月20日水曜日

12年度にメタン産出試験=日本近海に埋蔵の「燃える氷」-経産省

8月19日21時1分配信 時事通信
 経済産業省は19日、シャーベット状態で海底などに埋蔵しており、「燃える氷」とも言われる「メタンハイドレート」からメタンガスを取り出す技術の実用化に向け、2012年度に日本近海で産出試験を行う方針を決めた。産出試験は長期的に実施し、技術面や経済性などの課題を研究、克服して18年度の商業生産開始を目指す。
 メタンハイドレートは水とメタンガスがシャーベット状に固形化したもので、石油や天然ガスに代わる新エネルギー源として注目されている。日本近海や米国で埋蔵が確認されており、静岡~和歌山県沖合の海溝「東部南海トラフ」には、日本の天然ガス年間消費量の約14年分に当たる1.1兆立方メートルが埋蔵していると試算されている。メタンガスには燃焼時の二酸化炭素(CO2)排出量が石油や石炭より少ないというメリットもある。

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