2008年8月16日土曜日

ロシア軍の南オセチア介入直前にサイバー攻撃 米紙報道

 【ニューヨーク=共同】13日付の米紙ニューヨーク・タイムズは一面で、ロシア軍がグルジア・南オセチア自治州に軍事介入する直前にグルジア大統領府などに対するサイバー攻撃があったと報じた。インターネット専門家は、実際の戦闘と連携した形のサイバー攻撃は史上初めてと指摘している。

 同紙によると、8日のロシア軍の南オセチア軍事介入前、グルジアのインターネットシステムに対し、コンピューターウイルスに感染した複数のコンピューターをネットワーク化した「ボットネット」を利用したサイバー攻撃が仕掛けられるのを、米国内の非政府組織(NGO)を含む複数のインターネット監視機関が確認した。

 このサイバー攻撃をしたのがサンクトペテルブルクを根城とする犯罪組織であることは確認されたが、ロシア政府が関与しているかどうかは不明だという。

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