2008年8月30日土曜日

ロシアが大陸間弾道ミサイルの発射実験、MD突破可能と

モスクワ――ロシア軍報道官は28日、同国北部のプレセツク宇宙基地で大陸間弾道ミサイル「トーポリ」の発射実験を実施し、カムチャツカ半島の標的に命中させる成功を収めたと述べた。地元メディアが報じた。同ミサイルにはミサイル防衛(MD)システムによる探知を避ける能力があるとしている。 


米国が東欧で推進し、ポーランドが先にミサイル配備に合意したミサイル防衛システムを意識した実験とみられる。ロシアは自国の防衛力への脅威として同システムに激しく反発していた。 


ロシアはポーランドが配備に踏み切った場合、報復措置を示唆していた。ロシア軍報道官は今年末まで類似の発射実験を繰り返すとも言明した。 


トーポリの射程は最大で約1万キロ。

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