[バグダッド 25日 ロイター] イラクのマリキ首相は25日、2011年末までに同国から米軍が撤退することで米国と合意したと述べた。だが米国は、最終合意には至っていないとしている。
首相は、部族指導者らに対し「両国間で、2011年末までにイラク国内からすべての外国部隊を撤退させることで、合意が成立した。国際部隊の駐留を含む安全保障協定で、期限を設定しないということは容認できない」と述べた。
イラク当局者らはこれまで、来年半ばまでに米軍によるイラク都市部や村落の巡回を終了し、2011年までに戦闘部隊が撤退するよう望むと表明。しかし米国は、全軍撤退の期日指定に難色を示した。
イラク政府は、特に今年同国主導で行ったシーア派民兵掃討作戦が成功して以来、米軍撤退の期日設定を一段と強く求めている。現在イラクに駐留している米軍は、約14万4000人。
ライス米国務長官は、先週バグダッドを訪問した際、合意は近づいているがまだ最終段階ではないと述べた。
0 件のコメント:
コメントを投稿