2008年8月22日金曜日

インド、食料品価格高騰がインフレの拍車に

2008/08/22 Friday 14:47:52 JST

〈ニューデリー〉インドでは野菜・豆類・牛乳といった食料品の価格高騰が原因で、8月第2週インフレ率が過去13年間で最も高い12.63%まで上昇した。

インド財務省は「2008会計年度の基本30品目の年間インフレ率は、19週間で5.7%から6.7%の幅で上昇率している」と発表した。また、穀類・豆類・食料油・生活必需品等の基本品目の価格は多少安定しているという。8月第1週のインフレ率は12.44%で、0.19%の上昇となった。2007年同時期は、4.24%であった。

インドの信用調査・格付け会社Crisil(Credit Rating and Information Services of India Ltd)のジョーシ主席研究員は、モンスーンの影響で食料品が高騰していると見ている。

ジョーシ主席研究員は「野菜と果物は、時期的なもので心配する必要がない。時期が過ぎればまた価格が安定する」、「8月第3週には価格がまた上昇する。インフレ率はもう13%を超えている」と語る。

日常品の価格は、茶が2%、牛乳1%、豆類1%、油1%、綿8%、ポリエステルが7%上昇している。一方、輸入食料油は6%、菜種油は2%安くなっているという。

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